ヴェスパーでの買出しも良いが、ミノックの大衆食堂の食い物もなかなかだ。
最近はこの店にハマッテいる。
ミノックまでの途中は昔何度か襲撃のあったオークキャンプの跡がたまに見受けられる。
そのキャンプ跡地にどうやらジプシーのキャンプもあるようだ。
人気の無い草原にジプシーたちがウロチョロしていた。
するとそこに
XavierSS
ザビエル!?
あのXaxaか!?
アレクサンドロ・ザビエルか??!
あの野郎!
いつも肝心な時にいなくてどこほっつき歩いていやがるんだ!
俺は馬のハラに蹴りを入れて勢い良くザビエルに駆け寄った。
PDSS
あぁ?!
みすぼらしい爺さんじゃねぇか!!
どうやら人違いだったようだ。
いきなり駆け寄られたジプシーの老人は一瞬身構えたが、俺が踵を返すとそのまま何も無かったようにキャンプの周りで作業に戻っていった。
「偶然見つかるわけも無いか・・・・。」
一瞬期待した分だけ少し俺は落胆した。
「本当に俺しか生き残っていないのかよ・・・・。」
そんな不安に駆られながらも
(いや、絶対見つけ出してやる!)