mem

さてと。
大まかな俺たちの雰囲気は掴めたか？

話を言いかけてたところまで戻そう。

なぜ隊長が出てこないのか？って話だ。

始めに言おう。
隊長はすでに死んだ。

俺はいつだったかな、まだ俺が入隊して間もないときだったんだ。
ブリタニアにジュカっていう異民族が侵攻してきて俺たちの連隊も辺境伯から派兵の命が下ったんだ。

大陸まではえらく遠い。
本国からの命令も届いたり届かなかったりしている間にブリティッシュ王が失脚。
俺たちは敵地で宙ぶらりんの状態に陥った。

２０数名いた隊員たちはすでに囲まれていた。
古参のメンバーと隊長達はしんがりを引き受けて隊を退却させてくれていた。
しかし、ジュカの野郎の他にもドラグーンエリートやら夜襲やらで隊長他、しんがりを受けていたメンバーは敵に捕まった・・・・・。

俺たちは隊長たちを救おうと引き返し、機を伺っていた。

しかし、無常にも隊長他数名は処刑された後だった。
怒りに身を任せ俺たちは奴らに強襲をかけた。
せめて彼らの遺体だけでもといって遺体を回収し、チリヂリになって退却したんだ・・・。
当時、隊の旗持ちだったRodは最後の旗を俺に託し、敵の矢に沈んでいった。

あのまま退却していればここまでの打撃を受けなかったかもしれない。
そのまま連隊は大敗を記してほとんど解散状態になったんだ。
他の隊員たちはどうなったんだろうか・・・。
死んでいったのを確認できたものもいる。
旨く逃げ切れたメンバーがいるのかもわからない。
とりあえず俺は生き延びた。

しかし、数年たった今、きっとどこかで生きている猛者たちはじっと身を潜めて待っているのかもしれない。
だからこそ、俺は引き継いだ旗を今、再び掲げ、亡き隊長の名前をそのまま襲名し今ここにジェルグ連隊として活動しているわけだ。

つまり、生きているのかも分からない隊員たちを探す。
これが俺の使命でもあり、このブリタニアで行っていく一つのRPってわけさ。
そしてその中で戦士としての生き様、死に様を世の中に伝えるってのが連隊としてのRPさ。

さてそれじゃぁRPって何よ？ってことだが、お前小銭あるか？
さっきも言っただろ。
お前のおごりで少しRPってヤツを連隊流に説教講釈してやろう。

しょうがないから財布から金貨を数枚出す。

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