・ジェルグ連隊的RP論
ここではRPの初心者に対していくつか具体的な例をあげてRPってどうやっていくのか説明していこう。
おっと、その前にここを読む前に2点だけ聞いてくれ。
一つはいろいろなギルドやRPerの意見を参考にさせてもらった。
それウチのネタじゃん!と思うところもあるだろう。良い所は学ばさせて頂く。
そしてこのスタイルは数あるRPのスタイルの一つに過ぎない。
だからこれらを参考にしてくれと言いたい所だが、あえて俺たちはこれらを「押し付け」てやりたいと願っている。
やるやらないはお前の自由だ。
じっくり時間のあるときに読んで、そして何か得るものがあってくれればいい。
RPを通してお前の漢気を高めて行ってくれ!


RPlv1


RPって何?


RP=ロールプレイング
RPGっていうだろ。「役(ロール)を演じる(Play)ゲームだ。
ドラクエやファイナルみたいな何かの主人公と言う役になりきって遊ぶゲームだ。主にファンタジーゲームが多いが、ほとんどのゲームは何かの役になりきってプレイしているはずだ。野球ゲームは野球選手のロールを演じてるわけだし、シューティングゲームはパイロットになりきって遊んでいるわけだ。

しかし、今、このUOと言うゲームは「貴方は〜〜〜の役です」なぁんて言ってはくれない。
つまり自分で「俺はこうなりたい!!」って自由に決めれるんだ。
剣捌きが凄い剣士にでもなるってのもいい。
頑固な鍛冶屋の親父になるのもいい。
それは自分で夢に描いていたものをここでは体言できるんだ。
そう、何にでもなれるんだ。
一つの国を作って臣民から慕われる王になる。
生きる伝説と呼ばれるような騎士になる。
高名な魔法使い。
なんでもできるんだ。

これこそがRPGと呼ばれる所以だ。
自らが好きな役になりきれる。
これこそがRPの醍醐味の一つであろう。


ただ、一つ覚えておいてくれ。
このUOってのは多人数型のオンラインネットゲームだ。
自分だけの妄想で生活できるほど甘くは無い。
デーモンも倒せるようなったのは確かに凄いことだ。
しかし、だからといって「俺が世界最強の戦士だ!!」
なんて言えるか?
自分の中だけで最強の「つもり」でいるっていうのか?
それもありだろうが、それじゃぁ単なる自慰行為だ。
殊にこういった多人数型のRPGだ。
せっかくだ。
自分のRPを周囲に伝えようじゃないか!
それこそがRPerとしての評価でもあり、お前の喜びに繋がるであろう。

RPは人に伝えてこそ意味がある!!

まずはこれを肝に銘じておいてくれ。
これは死んでから売れてしまう芸術家のようになってほしくない俺たちからの切な願いだ。
生きてるうちに今を楽しめ!
有言実行だ!!

RPをする前に自分自身を見つめなおせ。
まず一概にRPerといっても様々なスタンスがある。
これについて詳細な分類わけなんて俺たちは学者じゃないから名前をつけづらいところがあるが
コアRPer
ライトRPer
イベントRPer
大体こんな感じだろう。
 
イベントRPer
特にどこかのRPギルドのイベントの時のみに参加してくるタイプだ。
普段は対人屋であったり、Tでまったりしている層だ。RP予備軍といったところかな。
 
コアRPerってのはブリタニアにいる時は常に日常茶飯事、プレイヤーとしてではなく、そのキャラとして行動している。
このRPerってのはやっぱり面白い奴は面白い。しかし、一般のRPの認識がほど遠い層からすると「キモい。」とか「オタク」とかって言われ易い欠点がある。
が!それは後述する設定に無理があったり、お前にその場の雰囲気を嗅ぎ分ける嗅覚が足りないからだ。
真のコアRPerは誰それ構わずにRPerとして感動を与える。
俺達の目指すところはここにある。
 
ライトRPerってのは「そこまで窮屈にプレイしたくないよ。」って層だ。「敵対ギルドとたまには仲良くトレハンでも行きたいよ。」って言う層だ。まぁこれはコアなRPerからすると「矛盾しているように見えてしまう。」
ゲームなんだから楽しめれば良いじゃんってのも一つの意見だ。
だが、これらってほんのちょっと工夫するだけでその窮屈さを簡単に回避できるもんなんだ。
それは発想であったり、人として、キャラとしての筋道を通すってことなんだが、若い内にはそんな事分からないわな。
まあこれから書く事はそんなライトRPerがコアRPerになるための(なんかコアって言い方がやたらマニアックな道へ引きずりこんでいるようで嫌だな・・・。)
別にコアとかライトなんて分ける必要はないんだ!
ただ、自分達のそれぞれのスタイルを正当化するためにそれぞれがRP論を挙げたりするだけのこった。
ジェルグ連隊はそんな住み分けするよりもコアなRPerはライトRPerへの譲歩、ライトRPerはコアなRPerへ近づけるようなスタンダードの幅を均一にできればいいなと、そんな格差を埋めれるような道しるべになれればいいなと思っているわけである。
 
俺たちはもちろんコアなRPを目指して行きたい。
がどちらかと言うとライトなRPerたちに読んで欲しいところだ。
なぜかって?
ほんのちょっとの事でお前のプレイが物凄く良くなる可能性を秘めているからさ。
んじゃ、まずはごく普通にキャラクターメイキングを説明して行こう。

キャラクターメイキング

まずはお前はどんな風になりたいんだ?
きっかけは何でもいい。
あそこのギルドに入りたいから、そこにあったキャラを作りたい!とかせっかくの鍛冶屋のキャラがいるからコイツを活かしたい!
とか、俺は実は魔界の王子になりたいだとか・・・・。こんな名前のキャラで行きたい!とか理由は様々だ。

そうしたときにいろいろ妄想するんだ!
コイツはどんな強さだろう・・・。
コイツはどんな外見なんだ?
剣が使えるのか?
魔法は?
歳は?
と考えていくとある程度こうしようってベッドの中で閃いていくだろう。
それが「お前だ!」

名前は重要なファクターだ。
そこから受ける人々の印象ってかなり大きいんだ。
可愛い可憐な女の子のキャラが
毛ガニ
なんて名前だったら嫌だろう?
笑いは取れるが、そこから周囲の人がそこから何が生まれる?
単に変態か・・・・としてくらいしか思わないだろ?

しかし
ヴィクトリア
とか名前だったらどうだろう?
何か綺麗だけどちょっと高貴な女だなぁとか、そんなイメージが沸かないか?
そう、その名前がもたらすイメージってのが大事なんだ。
RPをしていく上で名前ってかなり重要なんだよね。

想像、妄想を膨らませろ!
これこそがRPの糧だ!
さっきも少し触れたが
キャラネーム
スキル構成
年齢
雰囲気
背景
特技
苦手なもの
将来の夢

これらの要素について何も名前から決めろなんてことは全く無い。
スキルから入ってもいい。
特技や夢から入ってもいい。
順番なんて、きっかけなんて何からでもいいんだ。
例えば「俺はこの物凄い棍棒を生かしたキャラを作りたい!!」
棍棒だから、戦士か・・・。
でも戦士の癖に棍棒なんて野蛮だなぁ。
そうだ!バーバリアンなんて最高だ。
服は・・・・・・着たく無いな・・・・。
は、裸か・・・。
レジくらい入れておいたほうがいいな・・・ってね。
もうこれだけで
メイス
タク
アナ
レジ
ここまでが決まったようなもんだ。
あとは魔法なんて無理そうだ・・・・。
ハイド
トラッキングなんて嗅覚がすごそうだな。
あ、でも、回復どうするんだ??
包帯か・・・包帯巻いたバーバリアンって弱そうだ・・・。
そう!霊話入れてやれ!!
そんな感じだ。
要はお前がやりたいこと、そして妄想が何よりも大切なことなんだ。

そういった他の人にはない自分だけの世界観を作り上げろ。
これがRPのLV1だ!


RPLv2

味付けだ。
これらはゲーム画面じゃ出てこない設定だ。
口癖
外見
設定(背景、生まれ、家柄、種族、因縁など)
 
まずはネットでも本でも何でもいい。
ファンタジーと名の付くものを読み漁れ。
ロード・オブ・ザ・リングでもいい。
ドワーフってなんだ?
フレイルってなんだ?
スケイルメイルってわかるか?
バスタードソードってわかるか?
紋章には詳しい意味があるのわかるか?
 
やはりRPって何かしらの予備知識が必要になってくる。
いろんなゲームブック、テーブルトークRPG、ゲーム漫画、小説、ビデオ、DVDなんでもいいんだ。
いろいろ見ておいてくれ。
それらはお前の妄想の糧になるわけだ。
しかし今はいろんな本もデータもある。
だから一つのデータだけに捉われるなよ。
ドラクエで言えば棍棒は絶対に竹ざおより強いんだ!と言い切るようなもんだな。
そうするとUOでパイクってのSpMは違ってるんじゃねぇのか?っていろいろ突っ込みたくなる所も出てくる。
まあそういうとこウダウダ言ってちゃ漢が廃るってもんだろ?
細かい事は気にするな。
 
まぁ少しはRPの予備知識の予習くらいしておけよってことだ。
んじゃ続けようか。



RPLv1が煮詰まっていくと自然とこういったものも出てくるはずだ。
口癖
「俺は〜〜」というのか?
「僕は〜〜」っていうのか?
「あたし〜〜」っていうのか?
これだけでもそれぞれキャラの年齢や性格ってのがある程度「伝わってくる」だろう?
1人称は大事だろ。

そして言葉の語尾。
「〜〜〜だ。」
「〜〜〜〜ですね。」
「〜〜〜〜なのぉ。」
な?
いろいろあるだろ?
他にも
「〜〜〜なのよ」
「〜〜〜だろ。」
「〜〜〜だべよ。」
言い方一つでもまた伝わり方が全く違ってくる。
ただ、「俺はクールで無口な貴族なんだ」なんて設定すると最初にも言ったが
「人に伝わってこそRPの真価が問われるんだ。」
自分で首を締めるぞ。
 
我が連隊に於いては一つ言い回しに一つの特徴を設けた。
Sayマクロに関するものだ。
いろんなサイトに行けば簡単に調べれるがいくつか我が連隊らしいマクロを紹介しておこう。
 
@バンク      banco
@小切手 金額  cheque
@ガードguardia  
@預けるestablo(馬を預ける時)
@返却reclamar(馬を返却する時)
@目的地destino
@ロックダウンquiero fijar esto
@ロックダウン解除quiero soltar esto
@セキュアquiero proteger esto
@ニュースnoticias
@尊敬するte ensalzo
@反省quiero considerar mis pecados
@バンprohibir la entrada
@ストップ detener
@買う compra vendedor
@前進 delante
@後退tras
@左giro izquierda
@右 giro derecha
@左方前進delante izquierda
@右方前進delante derecha
@左方後進 tras izquierda
@右方後進tras derecha
@停止detener
@ゆっくり左lento izquierda
@ゆっくり右lento derecha
@ゆっくり前進 lento delante
@ゆっくり後退 lento tras
@錨を降ろすbajar el ancla
@錨を上げる alzar el ancla
(名前) @カム(名前) ven
(名前) @フォロー(名前) sigue a
(名前) @ステイ(名前) quedarse
(名前) @ガード(名前) protege
(名前) @キル(名前) mata
(名前) @ストップ(名前) transferir
(名前) @リリース(名前) soltar
@オールフォローミーseguidme todos
@オールステイquedaos todos
@オールストップdeteneos todos
 
他にも一杯あるが自分で調べてくれ。
特にBankはBancoと言え!!
その辺がラテン騎士たる所以に繋がる。
 
外見
これは結構センスも必要だが、いかにRPってものを常に考えてるかにも繋がる。
つまりだ。
いくら頭の中で考えてもその妄想はブリタニアに存在しなかったら表現できないからだ。
自分の妄想にもあって、かつ、ブリタニアにも存在するもの・・・・・。
そうやって考えていくと
「俺の鎧はオリハルコンで出来ている。」
なんてボツネタじゃねーか!って事前に考えれるだろ?
 
それに「俺は宮廷魔術師だ。」
といってプレートメイルに身を包むのも異様だな。
戦士といってドレス着ているってのも同様だ。
そうすると自分のカラーが確立されてくるし、数値的なもの以上にこちらを優先させたくなってくる。
 
今の仕様で行けば防具はBルニック製の皮鎧がメイジも戦士も主流だ。
だが!
軽戦士ならともかく、重騎士を名乗るお前が皮鎧着てどうすんだ?
でも弱いじゃん!!
やかましい!!
こだわれ!こだわるんだ!!
それも一つのRP魂だ。
「俺はバーバリアンなんだ。軟弱い鎧なんざ付けね〜んだよ!!」
と、なればスカートいっちょとか外見も決まってくるよな。
まあ普通結局はHQ装備に落ち着いたりするだろう。
特に勝敗の決まったゲームスタイルじゃないRPは。
そして特にこのジェルグ連隊はな。
だから我が連隊はダルカッパーを推奨する。
これが結構各抵抗の足を引っ張るんだよ。
だからどうしたコノヤロー。
Tan coger que?
英語で言えばSo fxxkin' what?
日本語で言えばだから何だよコノヤロー!ってことだ。
 
 
 
背景

例えばお前は人間か?
種族っていうのも一つのRPだ。
エルフ、ドワーフ、オーク、ハーフエルフ・・・・よくファンタジーにある設定でいいと思う。
その時はよくいろいろな文献を調べておくんだ。
エルフは高飛車だとか、ドワーフは酒が好きだとかいろいろある。それは自分で調べるんだ。

他に背景って奴は家柄やお前の出生、苦手なもの、好きなもの、家族、何かちょろっとしたことからワールドが後々に広がって行く。
後々に・・・ていうのはだな。
このRPlv2くらいまでは結構自然に出てくるかもしれないけど、あまり自分の世界、設定に固執しすぎてしまう恐れがあるってこった。設定は最初はある程度アヤフヤなくらいがちょうどいい。
自分一人だけってならいいんだけどな。
さっきも言ったようにUOは多人数型だ。
そして人に伝えてこそRPは意味がある。
つまり人と関わっていかなくっちゃいけないんだ。
そういった深い設定には細心の注意を払うんだ。
何と言うか、最初にあまりに細かく設定しないほうが、プレイ中に設定を変えなきゃならない時に融通が利くからだ。
逆に細かすぎる設定だと周りと関わりにくくなっちゃうこともあるからな。
 
「俺は戦士だ。」とそれ以上の設定を持たないキャラと、「私は傭兵で1000gp以下の仕事は受けない。」といった二人がいたとしよう。お金の無い娘さんが助けを求めてきたイベントで前者は簡単に参加できるが、後者は何らかの理由が必要になってしまう制約が付いてきてしまうということだ。これはまだいいほうだがな。
 
さぁそのためのRPLv3だ。
疲れていたら一回ここで一服でもしておけ。
ここまではRPのタマネギ剣士みたいなもんだ。最近で言えばノービスか?
もしここまで読んでいて何かひらめいたら、マウスから手を離して横にでもなって考えろ。
今はその妄想を膨らませろ。
 
もし膨らんだ、膨らまない、もうキャラが出来ている・・・・って奴ならよく自分に照らし合わせて読んでくれ。
ここまではクリアしていても次のRPLv3で引っかかりやすいことも多い。
では進もうか。
 
 
 
 
RPLv3
 
このLvに上がるまでにここで2つ注意しなくてはならない。
これができれいればRPLv3だ。
その注意しなくてはいけない点はこれだ。
俺たちは今から言うことに決して「やるな!」とは言わない。
「危険だ」という言い方をしている。
つまりだ。
今から言うことを超えてしまうと人との衝突を起こしやすい欠点がある。

ケース1
今いるゲームの根本的な設定。
これを覆すような設定は危険だ。

ケース2
ゲームの設定(ブリタニアの設定)だけじゃなくって、
周囲の人に無理な影響を与えてしまうような設定は危険だ。

意味わかるか?
 
 
ケース1の例えを話そうか。
ブリタニアはブリティッシュ王の統治下にある。これは揺ぎ無いゲームの根本的な設定だ。
しかしRPだからといって何でも自由に設定して良い訳じゃない。

「俺は魔界のプリンスだ。デーモンたちは全て俺の手下だ。ムーングロウは我が支配下にある。」

少し無理があると思わないか?
魔界のプリンスがデーモンに殺されたりするのか?
手なづけれないだろ?
そもそも魔界って??
せめてヒスロスくらいにして置けよ・・・ってな。
 
まぁいわゆる極端な設定だ。
これはRPerならともかく、RP以外のプレイヤーもいるブリタニアだ。
そういった人間、プレイヤーにペイン・スパイクを与えかねない。
そして何度も言うようだが
「RPは人に伝えてこそ真価が問われる。」
 
極端な設定は人にアピールしづらい。
なじぇならば、自分でもちょっと恥ずかしいからだ。
というのは冗談でやっぱ周りの人間が絡みにくくなっちまうんだよな。
 
 
 
ケース2
 
ゲームの設定(ブリタニアの設定)だけじゃなくって、
周囲の人に無理な影響を与えてしまうような設定は危険だ。
 
これは一番陥り易いことだ。
RP妄想ってのは一種の麻薬だ。
脳内に溢れてくれると、いざという時に自分が相手に無理な設定を誰かに押し付けていることに気づかない。
「俺はレンジャーだ。追跡のプロなんだ。」
といって誰かが隠れる。
旨く見つけれたら良いんだが、結局見つからない。
 
相手が旨く見つかるようにRPしてくれたらいいが、世の中そう旨くいくはずも無い。
そしてお前は言った。
「俺は追跡のプロなんだよ。見つかるようにしろよ。」
こんなことはキャラではなくプレイヤーとしていわゆる「押し付け」ているわけだ。
おまえ自身の実力(スキルや実績、装備や組織力)が伴わないとマズイぞってことだ。
 
ある日、敵ギルドと対決してお前は勝った。
相手は死に、幽霊で蘇生をお願いしてきた。
蘇生くらいはRPerならしてやれ。
しかしここでお前は失態をしてしまった。
 
「俺は物凄い凶悪なアンデッドモンスターで尚且つネクロマンサーだ。お前を蘇生してやった変わりにお前はアンデッドとして生きて、そして今日から俺の下僕となるのだ。」
 
「・・・・・・・・・・・・!?」
 
お前がネクロマンサーだろうがは構わない。
俺達には関係ないことだ。
しかしだ。
これから俺がお前の下僕だと??!!
そう、これは『相手の承諾』がないとできないようなことをやってしまいがちになることだ。
相手が下僕として生きるっていうのならいいんだが、嫌だといったら?
 
旨くRPで切り抜けられる自信があるならいいが、いざ衝突が起こったとき、もうそれはRPという領域を飛び出している。
おまえ自身の人間性、器量が問われる。
人と喧嘩した時に仲直りできるか?
妥協してあげることができるか?
怒っている時に相手のことを考えた言葉をかけてあげれるか?
そんな面倒なこと、避けれるなら避けとくのが賢明だろ?
逆に相手がこんなRPだったらお前は迷惑を被りたくなくなっちまう。だから相手と距離を取って行っちまうだろ?
そういうことだ。
 
 
そうRPLv3は
「相手、周囲の承諾なしに己のRPが通用するのか?」
 
自分のキャラを考える時にそこまで考えておくんだ!
これを肝に銘じて置ける事がRPLv3の最も重要なファクターだ。
 
ここまではRPのベーシックセットだ。
これからはRPLv4〜は実践的なエキスパートセットに移る。
そこでは具体的な立ち回り方などを記していきたいと思う。
 
 
 
 
 
RPLv4
 
相手に「押し付け」たりしなくてはならない時。
 
これらは決してやってはいけないとは言わない。
非常にリスキーなことだ。
だが現に多々起こることなのである。
これらを回避するには2つある。
 
一つは
『事前の綿密な打ち合わせ』

もう一つは
『自分、もしくは相手が折れてくれる事』
 
この2つのうちどちらか一方が引っかかると、それは喧嘩になってしまう。
そしてキャラ同士の論争なのかプレイヤー同士の論争になのかごちゃ混ぜになり埒が明かなくなって結局、RP論争にぶつかる。
しいては人間性だどうのと揉めてしまいかねない。
これはある意味、RPを志す人全員に頭に置いておいてほしい事だ。
 
さきほどの
「ネクロマンサー」の例に取ってみよう。
『事前の打ち合わせ』にて
「お前は敵対ギルドだけど今度の戦闘のイベントの一つとして俺がお前を蘇生する変わりにお前はアンデッドとして今度はネクロ側に付く事になるんだ。」
とその当人、そして両ギルドのGMたちに承諾を得ておけば何も問題はないだろう。
イベント当日にいきなり「下僕になれ!」とか「もうお前は下僕だ!!」何て言われたら相手は怒るし、関わりたくねぇって思うよな。『相手の承諾のないRP』を何度もしていると相手はどんどんお前から離れていくだろう。
 
そしてもう一つの
『自分、もしくは相手が折れる』
というのが『事前の打ち合わせが出来ない時』に使うケースだ。つまり突発的遭遇RPだ。
 
先ほどのネクロマンサーに蘇生をしてもらったとしよう。
「分かりました。これから私は貴方様の下僕です・・・・ぐへへ。」(←相手が運良く折れてくれただけの、単なる結果オーライの場合)
とか
「き、貴様!そ、その鎧は聖なる力を帯びたプレートメイル(AFの白鎧とか)ではないか!!そのような保護下には私の邪術の効力は届かぬ。くそう、下僕にしようと思ったが運の言い奴め・・・・。」(←自分から折れた場合)
 
最初のは相手が運良く折れてくれた事。
次のは自分から折れると言う事。
最初の方は事前の打ち合わせも何も無いのだから運任せだ。
そんな運に頼ってしまう設定に無理があったと言う事になる。
だからRPLv3で言ってたように『極端な設定は危険だ』と言う事になるわけだ。
後者の対応はどうだろう?
相手には俺が蘇生するとアンデッド化するという認識、RPを与えつつ、尚且つ相手には何も設定を変えさせること無いいいRPだと言える。
 
俺達連隊がいう『死に様』っていうのはこれのことだな。
『自分から折れる』ということだ。
なかなか事前の打ち合わせができればいいが、出来ない事も多いからな。
つまりだ。
『事前の打ち合わせが出来ない時は、自分から折れろ!』
と言う事だ。
 
これらは最初に言った
『RPは人に伝えてこそ真価が問われる』
といったコンセプトを実行するに当って暗黙の了解というか、いろんなサイトを見て回ってまとめたというか、長い年月の間に培われてきた一つの解決策ってわけだ。
別にこれは法律でもルールでも何でもない。
が、これを踏まえているといないのでは全く展開が異なる。
これはどのRPerにも言える事なんだ。
ライトRPer、コアRPer、イベント参加型RPer、自分がどんなスタイルのRPerであろうと、そしてこれらって何もRPだけに限った事じゃない。普通のUOでのプレイ、実社会でも十分に使うことなんだ。
 
自分から折れるというのは負けず嫌いなお前にしたら悔しいだろう。
しかし、お前のちっぽけなプライドに比べたら、頭を下げたことで得られる結果の方が大きくないか?
その結果楽しかった、伝わったら良いわけだな。
 
 
こうやって見ると「分かってるよ、そんなもん。」って思うかもしれない。
が、分かっていてもその場になっちまうとエンドルフィンが脳内に満たされて周りが見えなくなっちまうんだよな。
だけど今言ったこと、少しでも覚えておいて、思い出してくれたなら、こう言った問題に直面した時に少しは相手のこと、自分の事も見えるようななってくれれば最高だな。
 
 


RPLv5
さぁ、RPLv5は実践的な諸問題だ。
他にも旨いRP法があればR-BBSにでも書いておいてくれ。




よく使うリアルネタについての言い回し方
IRCやMSN、ICQとかの外部チャットツールはブリタニアにいる時は水晶球クリスタルボールとかそんな感じで言い換えるんだ。「あとでメールするわ。」なんてのは「後で伝書鳩を送る。」とかそんな感じだな。
 
「AFK」、「離籍します。」、「WC」
っていうのは「ちょっと野暮用だ。町まで行って来る。」と言ってログアウト、ハイドとかだな。
WCなんてのはまぁブリタニアでも良く使う?だろうから「ちょっと立ちションだ。」とかいうのもアリだな。
ま、こういう時に水晶球とかで「AFK」って言えば一番雰囲気を壊さなくて済むだろ。
 
「キャラ換え」
よくトレハン行く時や、修理、強化する時に「キャラ変えてきます。」なんて訳の分からないことを言う奴もいる。
まったりプレイヤー達ならそれはOKだ。
しかしお前はRPerなんだからここも一つヒネろうじゃないか。
さっき使った「AFK」との応用だ。
今いるキャラを「ちょっと野暮用に言ってくるぜ。」といってログアウト。そして目的の別キャラをログインさせて「おぉぉ皆さん今日はお揃いで何かありましたかな?」なんてみんなの前に現われたらいいだろ。
もしくは「俺が鍛冶屋のオッサン呼んで来てやるぜ。その後ちょっと一杯引っ掛けてくるから、お前ら先に修理しておいてくれ。」といってログアウト。別キャラの鍛冶屋のオッサンでログイン。
こんな感じだ。
 
 
 
「相手が弱いときの戦闘の吹っかけ方。」
もし相手が生産キャラで装備も貧弱だった場合→お前は弱い奴に抜刀するのか?相手は武器を帯びているのか?
もしそうでなかったら素手で殴り合え。
 
相手の人数がこっちより少ない時は決闘として1ONを申し込め。
 
 
「PKに対峙した時の対応の仕方」
徒党を組んでる大悪党どもに喧嘩を吹っかけれるなんざ、男の中の男だ。
「華々しく散る!」と決めたら
 
「おらぁーーーーせめて一太刀!!!」
くらいのSayマクロ組んで突っ込むんだ!
 
逃げるってのもありだ。
これが一番肝心かな。毎回PKを相手にしてるとイベント時の妨害や巡回ルートに加えられて結構厄介だしな。
相手しないほうが賢明だろうが、バッタリ遭遇しちまった時は一言くらい何か言って逃げろ!
セイクレッドジャーニーくらいはマクロ登録してあるか?
その時に「あばよ」くらい入れておけ。
 
もちろんこれは俺たちが対人専門でもないのも大きいが、スキル(=戦士であること)や装備に大きな制限があるから無理に張り合う必要はない。しかし、そういった奴らにもアピールしていくだけの装備や力が見に着いた時、ひと泡吹かせてやりたいぜ。
 
 
 
「敵対ギルド」
 
いきなり攻撃を仕掛けるのはRPerとしては切ない。
何か粋なセリフ一つくらい吐いてやるのがいいな。
 
「おっとこれわこれわ、手配中の野党のヴェランメールじゃねぇか。この俺の剣の錆になりにきたのか?」
なんてな。
その時には向こうは戦いたそうか、戦いたくなさそうか?ってのを十分察知しろ。
戦いたくなさそうなら、否応がなしに攻撃しなくていい。
 
「今日のところは見逃しておいてやろう。」
くらいでな。
 
死に様をアピールする時は明らかに負け戦の時や、事前の連絡も無しに敵のギルドに殴りこむ時だ。
他には自分が一介の騎士風情で相手が歴戦の猛者、伝説の剣士とか名乗っていたらお前が負けてやれ。
お前が勝って「俺が天下無双だ!」なんて世間に言えるのか?相手に対して「どこが伝説よ??」なんて聞き返すのか?
どうやったってツマランだろ?
だったら負けて
「さ、さすが伝説の剣士ユパさまだ・・・・。」とか言ったら向こうもRPしやすいだろうし、こっちもRPしやすくね〜か?
俺たちはお前のちっぽけな負けん気なんざいらねぇんだ。
RPでは負けた〜〜と跪いて、画面の向こうでは「しゃぁね〜なぁ」と太っ腹な所を見せて自分の度量に酔いしれろ!
たかがゲームの負けだ。
その勝負はお前にとってどんだけ重要なものなんだ?
ってことだ。
 
んだけど負けっぱなしはお前も嫌だろ?
たまにはぶん殴ってやれ。
こういった突発的な遭遇に於いては無理にやられなくてもいいが、まぁ余裕な時はやられとけってことだ。
三流にしかなれない主人公よりも、一流の脇役になれってことだ。
 
 
「もし相手を打ち負かせた時」
「お前達は俺たちの捕虜だ!」とか「私の除霊で貴方は善人に生まれ変わりました」とかはなるべくは避けろ。
というのは捕虜や生まれ変わるなんてのは相手の立場の了承を得ておきたいからだ。
まるっきり禁止ってわけじゃねぇ。
ただかなり旨く立ち回らないと大変だぞってことだ。
そして後日団体様で襲撃されるってことも考えなきゃならねぇってことだ。
それがおめぇ連隊旗を背負ってるってことだな。
 
 
買い物途中でバッタリ遭遇した時
表出て喧嘩するも由、
「ケ、〜〜〜か。弱気が移る前に俺は退散させてもらうぜ。」
といって去るのも一つの手。
しかし
「なんだ?逃げるのか??弱気じゃねぇか。」
と言われたら
「んだ?コノヤロー。表出ろ。」
 
だわな。
 
もしくは酒場にて。
「んだと?コノ俺と勝負しようってか? 酒の量で勝負だ。こら!」
とかな。
 
「どうしても敵対の連中と話したい時」
は別の捨てキャラでギルドと無関係なキャラ、無関係な場所で話すんだ。その時は両者ともだ。
それかIRCを使うかMSNなど他のツールを使え。
 
「敵対ギルドと模擬がしたい」
敵対ギルドと模擬するくらいなら、実戦にしろ。
適当に小さなこじ付け(RP設定を考えつつ)こじんまり終わるようにな。
どっちが負けて、やれ捕虜だ、賠償金だなんてのはもっぱらゴメンだ。
 
3回勝負とかならEpisodeとかには
「1Rってのをあえて初日と言ってみて
初日の突撃後は俺たちはかなりの敵に損害を与えた。
2日目になろうとした時に夜襲が起こった!!
3日目は最終決戦だった。」
 
みたいにな。要は言い回しだ言い回し。
 
敵対ギルドと模擬をしてチーム変えなんて時こそ「捕虜」を使ったれ!
別にUO上でメンドイやり取りもしてもいいが、IRCとかで「面子入れ換えよ?」と聞いて入れ換えて、後日サイトに更新する時には「我が隊のパーシーが捕虜となり、代わりに敵軍、男爵領騎士団のガッシュが我が隊に捕虜となった。お互い騎士道精神の乗っ取った二人だ。捕虜の間に出る賄いの分くらい働け!と言う事で1日だけ味方に手をかけなくてはならなくなった・・・。」
味方同士の殺し合いなぞするものか・・・・誰もがそう思っていた。
ところが男爵領の騎士ガッシュは味方の先輩騎士に対して
「オラァー!モーガン隊長!!一度本気で殺り合ってみたかったんじゃぁー!」
と突撃していった・・・・。
とかそんな風に言いまわしても面白いだろ。
 

 
 
「それでも敵対ギルドとおしゃべりしたい時」
まぁたまにはいつも世話になっている敵対ギルドと遊びたいってのもあるだろう。
これもまた言い回しだ。
例えばこんなのだ。ジェルグ連隊と敵対する別の男爵領の騎士団たちとおしゃべりしたいとしよう。
 
「ロード・ブリティッシュ王からの式典でブリタニアに属する主要領、貴族の皆様に社交界がブリ城で行われる。」
 
剣の抜けない公共の場で作り笑いの中、水面下のバトルが繰り広げられる!!
そんな風に言いまわせば一緒に酒を飲んでもいいかもな。
こんな感じで名目があれば多少敵対ギルドとかとも混じっていても大丈夫だろうな。
相手が独立国家とかでブリ王なんか関係ない!とかと言い張られるのなら辛いところだが、その辺は両者で打合わせをするべきだ。そう言ったときにIRCとか使うもんだろ。
 
そういった告知は何もサイトに更新しなくてもBBSで書き込めばいいわけだ。
そう言った事もあって、RPーBBSとPlayerBBSってのを用意しておいた。
 
 
「外部チャットツールでは」
その中でRPしてても別に構わんが、企画を進めたり、交渉する時にそこでRPしたって前に話が進まない。その時は1プレイヤーとして話すべきだ。
例えば
「今回そちらの騎士団の人たちには兵を引いてもらいたいんですよ。戦力に差がありすぎてね。」
「我が鉄鍋騎士団は絶対に引かぬ!!」
って企画IRCでんな事いってたら埒明かないよな。
だったら
「うちの鉄鍋騎士団は立場上、引くに引けないから、何か引き下がるだけの理由が欲しいな。少し案ない?。」
ってのが企画を話し合うときには良いんじゃないのかな。
 
他にはUO上では「死ねコラ!ざまぁみろ!!」
とか言っておきながら
IRCでは「大丈夫か?」
って言ってやるのがいい使い方じゃないか?
ただ、裏でばっか話して肝心なブリタニアにはいね〜っていう訳のわかんね野郎は除名だ。除名。
外部ツールは確かに便利だが隊長他、ここの連隊はほとんど使わねーからな。
荷物の回収とかどうするのかって?
自力で館まで走って助けを求めに来い!
それがRPだろが!!
 
MSNとかで「隊長いまどこ〜〜〜?」
なんて聞きゃすぐ終わることが良くあるよな?
でもこれってお前はRPerとして一つのクエストを台無しにしてるんだぞ。
つまりだ。隊長の行きそうなところを自分で考えて、酒場で聞き込みしたり、捜索する―――これこそRPのクエストだろうが。便利なことで台無しにしていることなんぞ腐るほどある。
かといってMSN使うなとかは言わない。
バランスよく自分で考えて使ってくれ。
 
 
RPLv5は些細な事もRPでうまく言いまわせ!
ってことだな。
今お前の設定で上の様な状況の時に全てRP的に言いかえれるか今すぐ試せ!
別に意地でも頭の中に叩き込め!ってわけじゃない。
一度スゥーーっと頭の中を通しておけばいつか意外ととっさに出てくるもんだ。
黙念師容だったかな。師匠の姿を覚えるまでも無くいつも眺めておくと、いざという時にその構えがとっさに出てくる。遠い東の別の大陸でマーシャルアーツが盛んな国の言葉だ。ケンポーだったかな。ま、そんな所だ。
 
 
 
RPLv6
 
さてここから先はお前一人では決して出来ないということを改めて覚えてもらう。
それはまた再び初心に戻ると言うことだ。
最初に言った
「RPは人に伝わってこそ真価が問われる」
ということに繋がる。
つまりお前一人でのRPは成り立たない。そこにはお前のRPを見てくれるファンがいるのだ!
ファンと言うのはお前の周りにいるRPerもそうだし、RPには関係ない一般のギャラリーがいるわけだ。
まずRPer=エンターテイナーならファンを大切にしろ。
そうすることでBBSの発言やHPでの発言、そして何よりもブリタニアでの発言行動も生き生きとしてくるからだ。
 
「人に伝える」ってことには何もUO上だけでは決して無い。
それはサイト運営なんかがそれに当たる。
イベントを企画したり、日記を文章にしたり、イメージイラストを描いたり、企画を考えたり、下準備をしたり・・・・つまりはギルド、組織論的なものに発展していくんだ。これらは一人でやっていくには限界があるだろ?
何もこれら全てをこなせなんて言わない。
どれか一つだっていいんだ。
そういった使えるものは使うんだ。
食わず嫌いはダメだ。
何事もやってから文句言え。
特にこの連隊では、何もしないで文句言うのはタブーだ。
何せ説得力ないわ、単なるガキのわがままにしか聞こえないってのは地球の生活から見ててもわかるだろ?
 
文句言いたい時だってある。
んじゃ文句言うならば、次のイベントでその文句を活かさないか?
文句を活かすのならお前は次のイベントの企画に混ぜて欲しいと企画者側に進言する必要があるだろ?
そうやって考えていくと自然と文句言う前に行動しなくてはいけないことに気づくはずだ。
そうなった時、それは文句ではなく素晴らしい提案に変わっていて、文句言う暇もすでになくなっているのさ。
 
RPを伝えるのに「物語」や「イベント」、「戦争」、「日記」、「BBS」、「画像」いろいろ手段はある。
それを企画する人がいれば、参加する人もいる。日記を書けば、書いた人と読む人がいるわけである。
すでにそれは一人だけのことじゃないよな?
だからこそRPerとして生きるならば、人とのコミュニケーションや組織のことも学んでいかなくてはならない。
一人で出来ることなんざ大したことはない。
だから人は集まる。
それがギルドであったり、コミュニティーなわけだ。
誰かが言ってた。
「人は楽しいところに集まる」と。
 
 
自分のRPが確立されていくと、人に伝えたくなっていくだろう?
誰に伝える?
表現する場所はあるか?
お前のRPを喜んでくれる仲間や好敵手はいるか?
戦争で目立ちたいか?
そうなってくると人数が必要になってくると思うだろう。
さぁ次は人が集まる=ギルドとして組織として踏まえておいて欲しいことだ。
 
 
 
 
RpLv7
組織を作ってみよう。
お前のRPを表現しようとする時にイベントを想像するだろう?
それには人がいるのは前に伝えたな。
イベントを想像していくと企画する楽しみも増えてくる。
仲間も必要になってくる。
ひょっとしたらお前は自力でギルドを立ち上げてGMになるかもしれない。
企画をするうちはとても楽しい。
しかし負担も激しい。
仲間が手伝ってくれることにまた一つ別の感動を覚えるはずだ。
しかし一つ注意して欲しい。
 
企画に参加しないからそいつはダメだってことは決してないんだ。
コイツは対人が強いからこのギルドには有用な人材で、アイツは弱いからウチには必要ないなんてことじゃない。
人にはそれぞれ適材適所ってのがある。
実際の現場、イベントとかでその存在を発揮するもの。
企画力が優れているもの。
文章やイラストが優れているもの。
センスが光っているもの。
ひたすら高アクトをたたき出してくれるもの。
ただ居るだけで人を和らげてくれるもの。
資材や土地、そういった細かい下準備の得意なもの。
強引だがみんなをまとめるのが上手いもの。
情報収集能力に長けているもの。
ありあまるアイテムを惜しみなく配ってくれるもの。
面倒見のいいもの。
みんなの足を引っ張っていつも死にまくっているもの。
言いにくいことをハッキリとズバズバいってくれるもの。
どれにも当てはまらないけど笑いは取れるもの。
みんなの不平不満を汲み取ってくれるもの。
悪の権化とまではいかないが、みんなの非難の対象になってくれるもの。
 
数え挙げだしたらキリが無い。
 
よく分かりにくいのが2つあるかな。
『みんなの足を引っ張っていつも死にまくっているもの。』
『悪の権化とまではいかないが、みんなの非難の対象になってくれるもの。』
この二つかな。
集団でいると『落ちこぼれ』って必要な存在なんだ。(これは統計学上でちゃんと結果のあることなんだ。
例えばIQ200以上の超エリートを100人集めると、1/3はそこからさらに優秀な人材が生まれ、下の1/3は超エリートなはずなのに落ちこぼれになっていく。逆に落ちこぼれ集団100人あつめると、上位1/3は優秀な人材に育ち、下方の1/3はさらに落ちつぶれていく。世の中、平等は言っても競争社会じゃ結局厳しい上下関係が出来上がるということなんだ。平等なのは「基本的な権利」と「一日24時間」くらいかな。今の俺に思いつくのは。)
さて話を戻そう。
『落ちこぼれ』の存在が必要なわけだが、人は『落ちこぼれ』に対して教えようとする。
人が成長する過程で教えるということは、自分が人に教えているようで、実はそれは『過去の自分に言い聞かせている』という感じかな。
簡単に言えば『人に教えることで自分自身が再確認して、教えたことが自分の血や肉となっている』というわけだ。
その下っ端がいるといないとで、その組織の成長力は格段に変わってくるぞ。
だからそういった奴を排除するのではなく、そいつを伸ばしてやることが組織の、そしてお前自信の成長に繋がるんだ。
 
もし自分が『落ちこぼれ』って感じることがあったら、やることは一つだ。
諦めずにがんばれ!
石の上にも3年っていうだろ?
今の世の中、逃げてもすぐに別の楽な選択肢がいっぱいある。特にゲームだからってのもあるだろうしな。
その『落ちこぼれ』ていなくてはならない場から逃げても簡単に『落ちこぼれでは無い』生活が待っていることもある。
しかし、それを耐え抜くことで『勝負根性』だったり、何か旨く言えないが『人間的な強さ』ってのを獲得できるチャンスなんだ。
「神は人を成長させる時、人にまず『困難』を与える」という。
自分が成長するチャンスだ。
諦めずにがんばれ。
それでも限界まで来たら、申し訳ない気持ちで一杯になってくるだろう。
そこまで来たらその『お前が落ちこぼれている場』を変えればいい。
もうその時点でそれは『逃げ』ではなく『再出発』に変わっているからだ。
 
RPだけのことじゃないじゃんって思うだろ?
だけど重要なことで、もちろん地球世界のことにも繋がる。
学校じゃ教えてくれないがどこか肌で感じることがあったら、あんなこともあったなぁと思い出してくれれば連隊としても価値があったなと思うわけだ。
 
そして2つ目の『非難の対象』ってやつだな。
仲の悪い2つの勢力が手を結ぶ時、それは共通の第3の敵の出現だ。
逆を言えばその『非難の対象』ってヤツが第3の敵になって、その他の組織の仲間同士(仲が悪くなるかもしれないギルメン同士)が仲良くできるという皮肉な世の中の流れなんだ。
それはもし、『非難の対象』が組織内にいるのなら、組織のトップはそいつを裏からしっかりと守ってやるんだ。
ウチで言うギャロ副長やブルーノなんかがそんな感じだな。
 
組織の外にそれがあるときはいいかもしれない。
それは敵対ギルドであったり、ライバルの組織でもいい。
あいつらには負けたくない!ってギルド内に共通の意識が持てれば組織は一つにまとまる。
それはみんなのストレスのハケグチになるわけだ。
何かこう戦争イベントを続けていて、勝つのが目標で常勝している間はそんなのは気にならない。
「第三の敵=皆が目を向けるもの」が勝つことに向いているからだ。
しかし負け続けたらどうだおろう?
おそらくお前が末端の特に何も役職、責任を担っていないただのギルメンでいたとき、負け続けていたギルマスに非難とかをぶつけたくならないか?
大抵この役はギルマスが担ってしまうことも多い。
ギルマスってのはただでさえ負担の激しいポジションだ。
こういった不平不満が集中するとGMの士気も下がり、脱退、解散なんて道を辿った経験もあるんじゃないのか?
GMは進みたい方向を示し、サブGMはGMと反対の突っ込みどころのある意見を出し、ギルメンからの反対、ストレスのハケグチの任務を一手に担う。
結果、GMの指針通りに進む。
多くの政治形態で使われている手法なわけだ。
だからGMはこっそりサブGMを保護もしてやる必要もあるわけだ。
 
組織を作っていく時にコンセプトや人材、ギルドネーム、活動内容なんかも考えていかなくてはならないが、俺たちがなぜ最初にこういった「人との関わりあい方」のようなことを最初に挙げたというのは『人は財産』であるからだ。
それはこのUOだけじゃなく、お前のリアルな人生においても重要なことに繋がるからだ。
だからいろんな人に出会い、いろんな人を見て、そしてその中にいる自分自身を見つめ直せ。
本当の困難に当たった時、こういったことを知っているのと知らないのじゃ、せっかく困難を経験してもそのチャンスを十分に活かしきれなくなっちまうからな。
チャンスは金じゃ買えないぜ。
もう一つついでに、信用も金じゃ買えないぜ。
どっちも無くすのは一瞬だ。
たった一言だけだ。
難しい小言を聞いているように思えるかもしれないが、これを改めて理解した時、お前は何か不思議な充足感に包まれるであろう。
そう、俺たちもそうだったからな。
 
よし、んじゃ次は具体的なギルド作りだ。
 
RPlv8
 
ギルドネーム
これはかなり重要なことだろう。
クールさ、カッコよさ、ギルドのイメージ、方針とかを集約されているものと言っても過言ではない。
そして通称みたいなものまでも想定しておいた方がいい。
カッコよさだけに拘らず、覚え易さとか、ギルドタグのイメージ、そういった別の理由から入ったっていい。
ちなみにジェルグ連隊はけっこう後付にネーミングされた。
「じぇるぐれんたい」とタイプすると「じぇる愚連隊」とかタイプミスすると少し柄の悪い騎士団を連想できないかなと思って、「連隊」っていうのと、連隊の直前の文字が「ぐ」で終わるために・・・・って考えてただけだ。
StrayedKnightってのも最初考えてたんだが、略号が「SK」とかになりそうで、SKだと対人っぽいイメージなっちゃうなぁと思って上の様な感じに変更したわけだ。
 
いろいろと気に入りそうな単語を羅列して残ったものが、Sturm und Drangみたいなコンセプトや歌に再利用しているわけだ。
 
 
 
 
ギルド方針/コンセプト
 
これがあるのと無いのではギルドの寿命がかなり違う。
企業にも10年説とか15年説、17年説とか寿命があるという記述もあるが、UOに於いてギルドもある意味寿命があるだろう。
方針を変えたり、GMが変わったり、と理由は様々だ。
しかし、方針、コンセプトをしっかりと掲げていると何か困難にぶつかり、選択肢に迷う時がある。
その時は初心に帰れ。
その初心がギルド方針、コンセプトになるわけだ。
ちなみにウチはTOPの歌がこれに当る。
戦士としての生き様をRPして世に知らしめる。
簡単に言っちゃうとこんな感じだな。
 
これが単純な短いコピーに集約されたら最高だな。
「歌って踊れる美人ジプシーキャラバン」とかそう言った感じかな。

またその時はギルドカラーってのも提示してやるといいな。
というのは色は一番簡単にイメージを伝えやすいからだ。
ジェルグ連隊はスペイン系の無骨な戦士集団って感じを出したかった。
スペイン系ならサッカーチームやスペインの国旗のように赤と黄色と緑とかを組み合わせた派手なカラーにしたいところだ。
しかし赤とか黒とか派手なカラーって既存のギルドに結構あるようだから、真逆の地味なグレーを基調としたわけだ。
3色にすると組み合わせ大変だろうしな。
え?ダルカッパー推奨はキツイってか。
Membroのところを見てくれ。
隊長のBodyは皮よろいだし、かと言って金属っぽさも出てるだろ?
その辺は各自のセンスに任せるさ。
逆を言えばAFがことごとく似合わなくなるだろうな。

 
 
活動内容の提示
 
RPって言っても実際には何をするのか具体的に示した方がいい。
狩をしながらRPしていくのか、戦争イベントを起こしながらRPしていくのか、その両方なのか。
ジェルグ連隊の生き残りである俺が今やろうとしているのは、各地に散った仲間を探すという活動内容な訳だ。
もちろんいずれまた新しい活動内容が展開されるだろうが、当面はそう言った感じだ。
 
そしてまたターゲットを選択する事も必要になってくるだろう。
対人戦もこなして全一般人にRPをアピールするのか?
それとも親交のあるRPギルド、RPerに対して表現していくのか?
対外的なものも設立時点で決めておく必要はないが、入団してきたギルメンたちとも話し合って結論を出し、そして明確に示しておいた方が良いだろう。
 
 
 
サイト作り
 
一生懸命活動していても、時間帯が合わなかったり、内輪だけのイベントだけだと、対外的に伝わりにくい。
ホームページでの告知はかなり有効な手段だ。
BBSや日記などRPerのRPを伝えるのに絶好の媒体だ。
一人で更新しているとリアルの都合もあってかなりしんどい。
分担できる工夫とかそういった事も出てくるだろう。だからさっき言ったRPLv7の仲間とか必要な状況も出てくるだろうな。
俺以上にセンスのあるサイトを作ってくれるかもしれない。
誰よりも言いたかったことが一番旨い言い方に昇華してくれるかもしれない。
アイコンや素材を作ってくれるかもしれない。
ソフトが無いとか理由はあるだろうが、フリーのソフトもあるし、買っても値段以上の働きをしてくれるはずだ。
目標となるサイトを見つけて進化させていってくれ。
 
 
ギルドハウス
小さくても大きくてもいいが、大は小を兼ねる。
ギルドの運営とかとよく考えてファセットを選んだり、予算から大きさを算出したり・・・そもそもギルドストーンを置く必要があるからギルドハウスってのは必須だな。
 
 
BBS
対内的、対外的に連絡取る手段は必要だろう。
そしてある意味、お前のRPを表現できる一つの媒体でもある。
これを日記のように綴っているギルドもある。
あとここは一つ面白い側面があって、レスの多いBBSってのはどこか活気があるように感じる。
些細なこともレスしたり、書き込んだりするんだ。
活気づいていると、こういった目に見えないことがいずれギルドの、そしてお前の何らかのチャンスに繋がってくる。
入隊者が増えたり、対外ギルドとのイベントが増えたり、そんな感じだ。
 
 
MemBBS
言いにくい事もそりゃあるよな。
対外的な問題をまず内部で意見を固める場が必要だ。
ギルメンの多くがあそこのギルドと戦争状態になりたくないのにGMが勝手に宣戦受諾したらギルドの士気も下がる危険とかあるだろ?
何にせよ、コミュニケーションを取る場はあった方がいい。
 
プレイヤーBBS
キャラでは言いにくい事もあるかなら。イベントの反省とかリンク願いとか、まぁそんな所だ。
旨いRPerたちはリアルなことも旨い具合に言い換えて表のRP−BBSとかでうまく伝えちまう。
んでも難しい時もあるよな。
ギルド内のBBSで伝えることも出来るが、ギルド以外のプレイヤーの発言が欲しいときもあるしな。
ICQやIRC、MSNとかで済んでしまうこともあるだろうが、外部ツールだけでの会話って陰口叩いたり、情報が漏れたり漏らしたりすることもあるだろう。表立っていうとなれば発言する方もいろいろと考えるだろ。
 
日記
レンタル日記BBSではメンバーが交代でUPできたりする利点もある。
そして一番お前のファンがお前達の活動を知りたくなる媒体だ。
そしてお前の伝えたい事も一番伝えれる媒体じゃないか?
更新の頻度はそのギルドの活性度合いを映し出していると言っても過言ではないだろう。
 
アクト
IRCやギルドハウスに人がいるってのは良い事だ。
しかしリアルを削ってまでアクトを要求する事はできない。
毎週土曜日はギルドイベントとかある程度、設定しておくと周りも事前に分かっているから合わせ易い。
対人ギルドなら尚更重要なことになるだろうな。
でもRPには終わりは無い。無理なアクトは燃え尽きさせてしまうからな。
脱退するくらいなら休養してろ!くらいな楽な雰囲気づくりも重要だな。
この辺はサイトには表しにくいが不可能じゃない。
言葉づかいは気にしろよ。
 
 
規約(対外的、対内的)
PK行為の禁止とか、細かい具体的なことだ。
言うのは何か嫌らしい気もするんだが、もしそれが起こってしまった時、犯したものに付け入られるスキを与えてしまうからな。
予防できるものは予防して置けよってことだ。
 
メンバーの確保
偶然知り合ったプレイヤーに呼びかけるのも多いことであろうが、やはり多くはこの2つだ。
大手BBSでの告知募集。
そしてスカウト。
 
前者は簡単にメンバーが集まる利点があるが、御呼びでないメンバーも来るリスクもある。
ことにRPってのは一般には分かりにくいところも多いから、確保する時は十分注意するんだ。
 
後者のスカウトはお前の腕次第だな。
活動をしていないと乗ってこないだろうし、常日頃からそのスカウトしたい奴を観察しなくてはならない。
確実にいい人材が入りやすいが、告知募集に比べて、時間がかかる点と、人数が少ない欠点があるわけだな。
 
告知募集に関してよく見受けられるのが、仮入隊というやつだ。
緑PKやセキュア泥棒なんてくだらない輩も存在する。
だからギルドハウスには大切なものは置くな。
資材くらいにしておけ。
例え仮入隊期間中、とてもいい人だと思っていても奴にしてみれば本入隊するのが目的だからネコを被るのは訳無い。
さっきも言っただろ?予防できるものは予防しておけ。
仮入隊から本入隊になるまでは本隊員3名の推薦を受ける必要があるとか、その個人に合わせた入隊条件を課すというも一つの手段だ。それも一つのRP、物語に十分できるからな。
他にはメールでの募集でもいい。
多少本人の確認がとりやすく、セキュア泥棒も多少防ぎやすくなるだろう。
面接も可能なら必要だろうし、それを宴と称してギルメン同士で話し合うってのもまた乙だな。
その時はUO暦(メインシャードや生まれたシャード)や過去在籍したギルド(もしくは掛け持ちしてるかどうか)、対人暦、アクト率(リアルの話にまで発展する事だってある。)とか話せること、聞けることはなるべく一杯コミュニケーションを取って置くんだ。
こういったときにサイトがあるとギルド規約とかって省けるし、コンセプトがしっかりとしていると一言で済むだろうしな。
 
メンバーとの役割分担
明確化してもいいし、しなくても良い。
しかし何らかのメンバーのいい所を見つけ出せ。
そして全部GM、お前一人でやろうとするな。
戦士は戦士の領分、メイジはメイジの領分があるからな。
ってか、その方がお前も楽だろ?
 
 

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