第7話 『The Sith know Ya low!!』 シスに死す
そう、あでば何度目のことであろう・・・・。
今日はほとんど画像すらない。
時間軸が大きく遡る
Round1
まだオデたちがカエルを追いかけてたあの日(まだプレイし始めてから1〜2日くらい)、
UOと同じく赤い目(赤ネーム)をした男達が・・・・・・・
発砲してきた・・・・。
オデたちは思った。
「ゲゲ・・・び、び、び、ビーム兵器どぅわぁぁぁーー!」
初めて奴等にあった日、確かさりげなくクェメンが射抜かれた。
そう、奴等はシスの海賊。
UOで言う赤ネームのNPCだ。
回復してからヨン様と3人だかでハラが立って仕返しをしようと奴等のキャンプに向かっていった。
出来る限り有利な条件を模索する。
クェメンの射程ギリギリの位置で布陣する。
↓
さらに急な斜面の山の上の方に布陣する。
↓
クェメンの射撃
↓
追ってくる奴等
↓
そうすれば奴等が斜面を登ろうと手こずる間にクェメンの射撃
↓
一匹ずつ引き寄せモタモタ斜面を登る奴等。
↓
減った所をオデたちMeleesが強襲!!!
と、抜群の戦術を献上し絶好のポジショニングに付く。
急な斜面でこっちから奴等は丸見え!!
奴等が追って来るにはかなりの悪路!!!
「いくぜ!!!」
クェメンが叫ぶ。
「おうー!」&「Ug----!!!」
と答えるオデとヨン様。
*パキュゥーーーーン*
クェメンが放った!!!
*ズキュゥーーーーーーン!!!*
クェメンが射抜かれた・・・・。
そう、奴等は山道を登ってくる事無く、その場から高火力なビーム兵器で俺たちを丸焦げにした。
この時覚えた。
シス(=Sith)には手を出しちゃぁいけねぇと・・・。
シスって言うのはあれだ。
暗黒卿とか呼ばれている黒いローブを着たジジィたちだ。
ダースモールの飼い主だ。
アレの手下の「Sith何とかPirates」とか言うシスの海賊だ。
NPCなんだがタチが悪い・・・。
第一ラウンド
あっけなく敗退
Round2
決して寂しい光景ではない!!
ミッションを受けるといつものようにカエルだなんだのクリーチャーの駆除任務があるんだが、時折、人間相手の任務もある。
アルカーラの信者とか言う怪しい宗教の弾圧とか、ジャワのなんたらとかヴァラリアンの〜〜とかそんな輩にヤキを入れる任務だ。
SWGにはファクション(=派閥)があって、それぞれ+−でポイントが表示される。
敵対し続ければイエローネーム(中立)な奴等もレッドネーム(赤ネーム)になって攻撃してくる。
友好度が高いとNPCのクセに
「やぁ。」
とか言って挨拶までしてくる。
だから任務を受けるときはそう言った敵対関係を踏まえつつ引き受けなくてはならない。
(まだ最初だからそんなノウハウは全く無く安請け合いをしていた)
とまぁ、前置きが長くなったがそんなイエローネーム野郎のキャンプを襲う時があった。
いつものようにキャンプ地に赴き、敵に近づく・・・。
その近くには例のシスの海賊たちもたむろしている。
まるでコンビニにたむろするゾッキーの前を横切る気分だ。
気をつけながら目的のキャンプに近づくと、運悪くその任務には馬鹿でかい大トカゲもセットだったようだ。
イエローネームに近づく間もなく蹴散らされ全員逃亡。
何とかトカゲを巻いて、イエローネーム野郎をギャフンと言わさねば・・・・。
またオデが盾役になってクェメンがスナイプ。
そんな作戦で行こうと思った。
オデが突っ込むと民家の影になじぇか大トカゲがご帰還していた。
再びオデはトカゲに追いまわされ・・・・
そのやり取りが分からなかったクェメンはイエローネームに発砲。
近くにいたシスの野郎も感づいてクェメンはレーザーの斜線に串刺しにされた。
クェメンが発砲してから実に3秒くらいの出来事だった。
遠目に刺されるクェメンを見てオデは
「うあっはぁぁ刺されてやがる!」
と少し高みの見物状態で安心していたが
*ズキュゥーーーーーン*
刺された・・。
かろうじて一命は取り留めた。
もうどこか分からん所まで爆走してきた。
SWGはHAM(HPみたいなもの。ヘルスとアクションとマインドの頭文字。どれかがなくなると気絶する)が無くなると気絶そして1任務中に3回気絶すると死亡と言う流れがある。
(死亡すると街のクローン施設で新たなクローンが形成される。ちなみにオデはまだオリジナルでクェメンはすでに8世か量産型クェメンである)
気絶したクェメンを探していると遠目にシスの野郎のシルエットが見えた。
こっちに気づくかな?と思いきや何かに向かって歩いてゆく。
その先には気絶したクェメンの体。
シスの野郎の銃口は足元に向けられていた。
足元に横たわるクェメンの死体に
*ズキュゥーーーーーン!*
気絶だけでは許さない奴等(=シスの海賊=NPC)の残忍なトドメが執行された。
奴等はコンピューターの操るNPCのはずだ。
しかしクェメンにDeathBlow(=トドメ)を刺した後、仲間同士で拍手をし合い(NPC)、ハイタッチを交わして喜びを表現し、そして去っていった。
(こう言ったハイタッチやグッジョブ!などの行動のアクションをプレイヤーだけでなくNPCまでも行えるのがSWGである)
芸の細かさには感心するが、敵(=NPC)にやられると何とも屈辱的である。
第二ラウンド
惨敗
Round3
もう巨大生物ロントも倒せるくらいの強さになった時だ。
多少のミッションじゃ物足りなさを覚え、現状の装備では少し物足りない(しかし上のランクには全く手が出ない)頃だ。
ズッカボーアと言う小さいパンサーの様なクリーチャーが居る。
(名前はBoarだからイノシシかと思うがもっと獰猛な別のものである)
昔は逃げ回っていたボーア相手だったが今は手頃な任務だ。
そして今じゃバイクも手に入れ、
かなり遠くまでの任務もこなせれる。
移動速度は格段に上がる。
ほとんど攻撃されてもその速さで射程外までブっ千切れる!!
なんと素敵!!
(維持費が少し答えるが・・・・)
時折それで検問をウッカリ突破して帝国兵に怒られる。
*帝国兵はUOで言うガードみたいな者で街の付近のモンスを駆逐したり、時折街に入ろうとするものを検問する。Spice(=麻薬)や違法拳銃なんかを所持していると罰金であったり何かしらペナルティーを受ける。
オデ達の住んでいるタトゥィーン星のベスティン街は帝国の支配下だから帝国兵が護衛している。
そして検閲と言って帝国兵に呼び止められると10秒くらい立ち止まって身体検査を受けなくてはならない。
最初はモンスを倒してくれる強力な護衛として憧れていた帝国兵であった。
が、慣れてくるとそんな帝国兵が鬱陶しくなってくる。
バイクは移動が速い。
だから呼び止められても急には止まれない。
突破してしまうことも多い・・・・。
すると帝国と敵対関係のポイントがかさんで行く・・・・。
まぁそれくらいバイクってのは速いんだ。
まぢで速い。
気持ち良いくらい速い。
エンジン(=PCのグラボ)も一杯一杯にフルスロットルで回して砂漠を爆走する。
もう誰もオデ達に追いつけない。
夜の砂漠を疾走する。
疾走
闇夜
風
タバコ
エンジン音
オデ達はもう風だ。
誰もオデ達を止めれない。
夜
砂漠
風
砂煙
星空
地平線
爆音
銃声
「銃声・・?」
*ズキューーーーーーン!*
どこからとも無く銃声がし、赤い一筋のレーザーがオデを貫いた。
バイクはスピードが速いため敵のレーダーを認知する前に突っ込んでしまう。
誰もオデたちに追いつけないと思っていた。
オデたちは風だと思っていた。
しかし奴等の銃は風を越えていった。
シスのキャンプを横切っていたのだった・・・。
バイクから転げ落ち、暗い闇の民家の影でオデ達は死んでいた・・・・・。
第三ラウンド
1ラウンドKO負け
シ、シスの野郎・・・・・ぜってぇ〜ゆるさねぇズラ!